予防・予防歯科
子どもの頃からの虫歯予防が非常に大切である理由は、虫歯治療をした歯が一生涯持つのは稀で、歯の治療は複雑になればなるほど持ちが短くなり、ある時点で抜歯に至ることが多い現実があるからです。実は、虫歯治療の大多数が、一度治療した歯の再治療なのです。
虫歯治療をすれば治ると思われている歯ですが、歯は再生しない組織のため、何度か治療した後に、50歳、60歳代以降に歯を多数失い、歯で苦労されている日本人の方々が多くいらっしゃいます。
何か問題が生じた時のみに歯医者にかかることがまだまだ多い日本に比べ、歯が悪くならないように(予防のために)歯医者にかかることの重要性が認識されている北欧諸国やアメリカ合衆国では、高齢になった時に残ってる歯が日本人に比べ格段に多いのが現状です。
ひと昔前とは異なり、虫歯も歯周病も予防方法が確立されています。病気の中で予防が可能なものはそうは多くはありません。また最近の研究により、お口の健康が全身の健康に深く関わってることがわかってきています。不衛生なお口の環境・歯周病が脳・心臓・血管疾患等にかかるリスクを高めます。
私達は予防歯科を重要視しています。(予防歯科とは:プロフェッショナルが定期的に皆様の口腔内診査や清掃を行うことで健康な歯を守り、また既に起きている虫歯や歯周病の進行を防ぐ治療です。)虫歯や歯周病の原因・リスクを高めるものとして、磨き残しの歯垢、食習慣や喫煙などの生活習慣、遺伝的要素が知られています。予防を成功させるためには、プロフェッショナルによる定期的なクリーニングとともに皆様ご自身による毎日のセルフケアが欠かせません。
お口のクリーニングと定期的口腔衛生管理 (メインテナンス)
プロフェッショナルによる歯と歯肉ポケットの清掃を定期的に行うことは、お口の健康を維持することに役立ちます。ご自身のセルフケアでは取りきれない歯垢や歯石を取り除くことができます。
定期健診
定期健診を受けることは、早期発見に繋がります。定期健診による「早期発見・早期予防もしくは治療」により、複雑で大きな問題になるのを防ぎます。また、皆様の負担になる治療費や治療時間を大幅に削減できます。